アルゼンチン・ブエノスアイレスに到着した私たちを待っていたのは、この旅の大きな目的の一つである「至高の教え」でした。
タンゴ界の至宝、マエストロ・ニト先生との対面
今回のツアーが特別な理由。それは、アルゼンチンタンゴ界のレジェンドであり、我がタンゴレアルのリオス先生の師匠でもあるニト・ガルシア(Nito Garcia)先生から、直接指導を受けられるという贅沢な機会があったことです。
リオス先生が若き日に魂を授かったその師匠から、今度は私たちが教えを受ける。そこには、技術を超えた「タンゴの魂」が受け継がれる、神聖な時間が流れていました。
聖地と日常、二つの空間で刻むステップ
レッスンは、趣のあるスタジオ**「El Tacuarí Tango」、そして私たちが滞在したアパートメントのリビングルーム**という、対照的な二つの会場で行われました。
スタジオではその歴史の重みを感じながら背筋を伸ばし、アパートメントのリビングでは、まるでお互いが家族であるかのような温かい雰囲気の中で。
全2回の密度の濃いレッスン。マエストロの細やかな視線、柔らかなリード、そして空気感……。一瞬一瞬が、私たちの体に「本物のリズム」として刻まれていきました。
言葉の壁を越える、丁寧なサポート
「スペイン語がわからないのに、巨匠の言葉を理解できるかしら?」 そんな不安も、同行したRIOS先生による丁寧なサポートがすぐに解消してくれました。
言葉の端々に込められたマエストロの想い、ステップの微妙なニュアンス。日本語の解説を挟むことで、私たちは戸惑うことなく、純粋にダンスと向き合うことができました。言葉を超えて心が通じ合う、タンゴ本来の喜びを再確認した瞬間でした。
呼吸が変わり、タンゴに新たな命が吹き込まれる
マエストロの教えは、単なるステップの解説に留まりませんでした。 「どう立ち、どう呼吸し、どう相手を感じるか」 その本質に触れたとき、参加された生徒様たちの表情が、そして踊りそのものが劇的に変わっていくのを目の当たりにしました。
「巨匠の教えを肌で感じ、私たちのタンゴに新たな命が吹き込まれました。」
70代、60代のメンバーが、マエストロの前で真剣な眼差しを向け、汗を流す。その姿は、何歳になっても「学ぶ喜び」に終わりはないことを物語っていました。ブエノスアイレスの風に吹かれながら、私たちはタンゴを踊る本当の幸せを噛み締めていました。
次回予告:第3回
次回は、現地の熱気に包まれる「本場のミロンガ(ダンスパーティー)」体験記をお届けします。
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