【特別編】フアンリオス先生が語るマテ茶への想い

皆さん、こんにちは!池袋のアルゼンチンタンゴ教室『タンゴレアル』です。
今回は特別編として、タンゴレアルを率いるフアン・リオス先生に、マテ茶への深い想いを
インタビュー形式で語っていただきました。
先生の目を通して見るマテ茶の世界は、きっと皆さんの心にも温かい光を灯してくれるはずです。

フアンリオス先生が語るマテ茶への想い

インタビュアー(以下、イ):
リオス先生、今日はマテ茶についてお話を伺えるのを楽しみにしていました。
先生にとって、マテ茶はどのような存在でしょうか?
リオス先生:
マテの歴史はタンゴとは比較にならないくらい長いもので、
インカ帝国の公用語であるケチュア語で「マティ」ということばが使われていました。
私にとってマテ茶は、魂そのものです。
アルゼンチン人であること、そして私の人生そのものと言っても過言ではありません。
生まれた時から常にそこにあった、空気のような存在ですね。
イ:
生まれた時から、とは、やはり幼い頃からの思い出が深いのでしょうか?
リオス先生:
ええ。私がまだ幼かった頃、祖父母や両親、親戚が集まる場所には必ずマテ茶がありました。
朝食のテーブルで、午後の休憩時間に、そして夜遅くまで続く会話の傍らで、
いつもマテ茶が皆の中心にありました。
特に記憶に残っているのは、祖父が庭で、時間をかけて丁寧にマテ茶を淹れてくれたことです。
その時の湯気の香り、祖父の温かい手、家族の笑い声が、私のマテ茶への最初の、そして最も大切な記憶です。
マテ茶は、私にとって「家族の温もり」そのものなのです。
イ:
先生のスタジオには素晴らしいマテ茶器のコレクションがありますが、
それぞれへの愛着やエピソードがあれば教えていただけますか?
リオス先生:
私のコレクションは、ただの「物」ではありません。
一つひとつのマテ茶器には、それぞれに物語と魂が宿っています。
例えば、このひょうたんのマテ(手に取りながら)は、何十年も使われていたものです。
使い込まれて深い艶が出ていますが、これはその家族が過ごした時間の証です。
また、銀細工のマテ茶器は、アルゼンチンの伝統的な職人技の結晶です。
その精巧な装飾を見るたびに、故郷の豊かな文化と、それを守り続ける人々の情熱を感じます。
コレクションは、私にとって故郷との繋がりであり、ルーツを忘れないための大切な一部なのです。
イ:
マテ茶は日本の皆様にとってまだ馴染みが薄いかもしれません。
日本の人々へ、マテ茶の魅力を伝えるメッセージをお願いします。
リオス先生:
日本の皆さんには、ぜひマテ茶を「飲む」だけでなく、「体験する」ものとして捉えてほしいです。
マテ茶は、せっかちな現代社会の中で、私たちに立ち止まり、深く呼吸をする時間を与えてくれます。
温かい一杯をゆっくりと味わい、心を落ち着かせる。
そして、もし誰かと一緒にマテ茶を囲む機会があれば、それは最高のコミュニケーションになります。
言葉はなくても、一杯のマテ茶が心と心をつなぐ架け橋になる。
そんな温かい体験を、ぜひ多くの方に知ってほしいです。
健康効果も素晴らしいですが、何よりもその「精神性」を感じてほしいですね。
イ:
最後に、先生はタンゴを教えていらっしゃいますが、タンゴとマテ茶に何か共通点や、
先生ならではの視点はありますか?
リオス先生:
素晴らしい質問ですね! タンゴとマテ茶には、実は多くの共通点があります。
まず、どちらも「共有」と「繋がり」が非常に大切です。
タンゴはパートナーとの間で生まれる対話であり、マテ茶は輪になって皆で分かち合うものです。
お互いを信頼し、敬意を払い、共に時間を過ごす。この本質は全く同じです。
次に、どちらも「情熱」と「深さ」があります。
タンゴのステップは情熱的でありながら、その奥には深い感情と歴史が込められています。
マテ茶もまた、ただ苦いだけではなく、飲むほどに奥深い味わいと、豊かな大地が育んだ魂を感じることができます。
そして、最も大切なのは「生き方」。
タンゴは単なるダンスではなく、人生の表現です。
マテ茶もまた、単なる飲み物ではなく、アルゼンチン人の日々の暮らし、哲学、そして絆そのもの。
どちらも、人生を豊かにし、人との繋がりを大切にする、「生き方」そのものなのです。
イ:
リオス先生、貴重なお話をありがとうございました!
リオス先生:
どういたしまして。
ぜひ、タンゴレアルで、本場のタンゴと、私の淹れるマテ茶を体験しに来てください。
きっと、新しい発見と温かい出会いが待っていますよ!

いかがでしたでしょうか?

リオス先生のマテ茶への情熱が、皆様にも伝わったでしょうか。
この深い文化を、ぜひタンゴレアルで直接体験してみませんか?
ダンス未経験の方も、50代から始める方も大歓迎です。
アルゼンチン、マテ茶、そしてタンゴに興味があるシニア・エルダー層の皆様、
皆様のお越しを心よりお待ちしております!

検索キーワード: #フアンリオス #マテ茶思い #コレクション #アルゼンチン人

PAGE TOP